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こんにちは、みけラボの藤本です。
2月22日~27日でフィリピンのダバオに滞在していました。
ダバオと言えば元ドゥテルテ大統領の出身地で、彼が市長を務めた都市。
なので治安が良いです。
私はバードウォッチャーであり動植物全般が好きなので、旅行は自然系の体験ばかり。
ショッピングやきれいなレストランでの食事は全く出てきません。
レートは2024年2月で1ペソ≒2.8円
地図にあるマーク等は訪れたりしたところで、クリックするとひと言メモが書いています。
・モンフォートバットサンクチュアリ
・ドゥテルテ元大統領ハウス
・クロコダイルパーク
・ナイトマーケット
・スキューバダイビング
・フィリピンイーグルセンター
・両生爬虫類の事前調査同行
・環境自然資源省への調査許可申請
・サマール島海上保安部への調査許可申請
・両生爬虫類の事前調査同行
(各調査地の村役場および村リーダーへの調査許可申請)
・サマール島の調査地の下見(渓流、海岸林)
・タリカッド島の調査地の下見(Baga Cave)
ダバオ市の周辺の自然、特に森林環境は、ひと言でいえば残念な状態です。
フィリピン全体で自然度の高い森林はほぼないです。
緑は多いが自然はない。
なので、鳥も少ない。すごく少ない。
山地(保護地域)以外はまともな森林は残っておらず、ほぼ農業用森林(Agroforestry)。
ココナッツなどを栽培しています。
下のココナッツ林で約30年生だそうです。
街中ではココナッツの材木店を見かけます。
ココナッツの炭もよく使われていて、かなり生活に浸透している植物です。
次回ダバオを訪れる際には、ハミギタン山のあたりに行く予定。
原生林(原生的な林)があるようで、フィリピンの本来の森林を見に行くのが目的です。
フィリピンの森林性の鳥が見たい。
両生類とは虫類、そして哺乳類が見たい!
Monfort Bat Sanctuary
入場料:120ペソ(340円)
時間:8:00-15:00、金土日は17:30-19:30もあり
オオコウモリ180万頭のコロニーでギネスブックの記録になっています。
妊婦エリア、子育てエリア、オスだけのエリアなど、エリアが分かれています。
双眼鏡があると、成獣が幼獣の世話をしている姿など観察できますよ。
スタッフはコウモリ愛が強く、質問をすると嬉しそうになんでも教えてくれます。
現在は研究者の出入りが少なく、そのぶん捕食者がコロニーに近づきやすい状況にあり、個体数は減少傾向だそうです。
カラス、ヘビ、哺乳類に襲われているとのこと。
こんなに無防備だもんね。
バットサンクチュアリがあるサマール島にはフェリー(20ペソ56円)が頻繁に往復しています。
なので時間を調べていかなくても大丈夫です。
サマール島に着いたら、フェリーターミナルにトライシクルがいるのでそれに乗って15分くらいで行きます。
ちなみにフェリーターミナル周辺はハジロクロハラアジサシがいっぱいですよ!
ここは程よい2次林があり、バードウォッチングに適しています。
今回の旅行で、一番鳥が多かった場所かもしれません。
Philippine Eagle Center
入場料:150ペソ(420円)
時間:8:00-15:00
ダバオ市街地からタクシーで1,000ペソ(2,800円)
フィリピンワシを中心とした主に猛禽類の保護施設で、森林の中にあり、雰囲気がいいです。
動物の保護だけではなく、森林の復元を行っており、いたるところで苗を育てています。
植物の勉強にもちょうどよいかも。
僕は開園前から入れてもらって、閉園後まで満喫。
フィリピンオオコウモリ(Acerodon jubatus)のねぐらを教えてもらったので夜まで待ちたかったけど、それは次の楽しみ。
僕が鳥を見ていたら何かが池に落ちてきて、木の大枝が落ちてきたのかと思ったら、トカゲでした。
センターの受付近くの池では、フィリピンホカケトカゲが5個体生息しているとのこと。
成体3個体までは見つけましたが、残り小さい2個体は見つけられませんでした。
次回はセンサーカメラを仕掛けようかな。
オオコウモリの撮影もしたい!
サマール島とタリカッド島で両生類と爬虫類の生息調査があるそうです。
ちょうど研究者が来てて、運よくその事前調査に同行してきました。
動物の調査には、次の3つの許可が必要
①環境自然資源省の許可
②調査地の村役場(BARANGAY)の許可
③さらに集落の代表者の許可
これらは絶対にスキップしてはいけないとのことでした。
許可申請中は役所的なやり取りがありますが、用が済んでしまえばもう友達。
ごはん食べさせてくれたり、鳥情報を教えてくれたり、フィリピンの人は楽しいなあ。
環境資源省の担当者は鳥屋で、いまでは連絡を取り合う友達になりました。
候補地は洞窟、渓流、海岸林、マングローブなどひと通りの環境が網羅されたもの。
個人的には洞窟が最高!
洞窟最深部には巨大なコウモリのコロニーも!!
さらに洞窟内の岩のくぼみにモモジロコウモリ系、天井にキクガシラコウモリ系がいました。
下の写真は、鼻の長いコウモリを見つけた!
と思って興奮して写真を撮ってたが、あとから見たら虫をくわえているだけでした。
フィリピンはコウモリ天国!
機材すべて込み、食事込み、2ダイブで3,500ペソ(9,800円)
フィリピンといえばダイビング。
これははずすことができません。
ダバオのサンゴ礁はまずまず。
ホヤの仲間が多く、楽しいです。
今回は鼻が絶不調。
耳が抜けなくて、かなりやばかった。
2本目ダイビングの前にビールを飲んだもの失敗。
ダイビングの昼食は、ダイバーが新鮮な魚を取ってきてくれます。
今回はヒラメやラプラプ(フィリピンの高級魚でハタの仲間)が食べれました!
細かいルールも何もなく、こんな自由なスキューバは初めて体験しました。
フィリピンらしい緩さです。
フィリピン6日間、フィリピン人の優しさと明るさですっかり癒されました。
自由だけど、案外きちんとしてる。
物価はかなりの勢いで上昇していますが、まだまだ格安です。
ダバオの若者の収入は1日約500ペソ(1,400円)。
若い人が多すぎて、就職が難しい状況です。
宮城県には現在(R5年10月時点)、1,078人のフィリピン人労働者がいます。
「身分に基づく在留資格」が52.2%、次いで「技能実習」が33・5%。
もっと宮城に来てもらって、一緒に生活したい。
楽しい人たちだからね。
フィリピンには林業で恩返しをしたいと思っているけど、何ができるかな。
ぜひ、皆様もダバオを楽しんでもらいたいです!
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